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フリーランスは不安定というのは昔の話
フリーランスというと不安定だとか、スキルが高くないと稼げないとか、
分からないことがあったら人に聞けないとか、
誤解しているエンジニアは福岡でも多いと思いますけど、
そんなことはありません。
昔は仕事は自分の足で探さないといけませんでした。
ですが、今は、フリーランスエージェントという
エンジニアの代わりに仕事を探してくれるサービスがあります。
マージンは単価の20%くらいエージェントにとられますけど、
それでも、中小企業のしがないエンジニアであるよりは、
グッと稼げます。
福岡で使えるフリーランスエージェントについては、
下記のリンクを参照ください
スキルについてですが、そこまで高いスキルは要求されません。
プログラミング経験が3年もあれば十分案件に困りません。
現役エンジニアで40歳未満なら、年収はほぼ
倍
になります。
分からないことがあったら人に聞けない、というのも誤解です。
もちろん、プログラミングの基本的なことは、ググって解決すべきです。
手取り足取り教えてもらえることはありません。
ただ、あなたが詰まるところって、他の人も詰まるんですよ。
ググって、分からなかったら、現場のエンジニアに聞いてもいいですし、
課題として、客先の社員さんに報告してもいいです。
客先の社員さんが、同じプロジェクトの、悪魔的に優秀なエンジニアに
詰まったところの調査をアサインしてくれます。
そのエンジニアの調査が終わるまで、
あなたは別の作業にアサインされることになります。
さて、ではどんな人がフリーランスに向いているのか、
フリーランスに向いている人の特徴3選をお話ししようと思います。
フリーランスエンジニアに向いている人の特徴
気が弱い人
タイトル見た人は、やっぱりか、と思いましたね。
でも、普通に考えたら意外だと思います。
何なら、向いてなさそうなイメージですよね。
気が弱い人がもし、SESの社員だったらと考えてみてください。
SESって分かりますか?
ここでは客先常駐の会社だと思ってください。
正確には、契約形態の一つなんですが、ネット上では、
SESイコール客先常駐の会社という使われ方が多いです。
このSES会社に所属する
気が弱い会社員エンジニアは、上からの圧力に逆らえません。
だからブラックSESの会社員になろうものなら、
スキルが高くても、安い給料でこき使われます。
単価60万円の仕事を、給料20万でさせられます。
手取りじゃなく、給料で20万ですよ。
本当です。
こういう気が弱い人は、給料を上げて欲しいと、
上司に交渉する勇気もありません。
COBOLなどの、すたれていくプログラミング言語の
案件にアサインされても、抵抗もできません。
こんな人が、ちょっと会社に不満を言ってしまうと大変です。
営業や社長に怒鳴られて、怒られます。
唇が震え、目が泳ぎ、息は絶え絶え、
意識朦朧になるくらい、精神的ダメージを受けます。
月給20万です。
搾取される一方です。
「ここまでひどいブラック企業さすがにないよ」
と思うでしょう。
でも、福岡では珍しくありません。田舎の方なら、もっと多いです。
ですが、フリーランスは違います。
フリーランスエージェントが持ってきた案件の中から、
引き受けたい仕事を選びます。
単価60万の仕事を報酬48万円で引き受けられます。
12万円の差額は、エージェントのマージンですね。
COBOLの案件を紹介されようものなら、秒で断れます。
気が弱いと、秒は無理かな。ちょっと吟味して、
丁寧な言葉で断ると思います。
紹介された案件に入ってみて、残業が多いなどの不満があれば、
あなたの決定で契約を終わらせることができます。
エージェントから怒鳴らることもありません。
エージェントからしたら、あなたはお客様です。
あなたがそのエージェントを通して、案件と契約しなければ、
エージェントにはお金が入りませんからね。
「今後もぜひ、よろしくお願いします」と、
エージェントから頭を下げてくれます。
エージェントから嫌な態度されたら、他のエージェントを
使えばいいだけです。
まあ、プロジェクトが終わる前に、契約を終わらせたら、
その会社からは評判は悪くなるかもしれませんけど、
他にも案件はたくさんありますし、
ブラック企業から嫌われても痛くも痒くもありませんよね。
よく、
「変な抜け方したら、悪い噂が広まるよ」
という話を聞くかもしれませんけど、はっきり言って都市伝説です。
いえ、正確に言うと、やらかしたエンジニアリストみたいなのが、
出回っているのは事実です。
ですが、福岡中に出回ることはありません。
何社か付き合いがある会社同士のグループのようなものがあって、
そのグループごとに、独自のリストが出回っている、という感じです。
なので、福岡のどの案件にも入れなくなる、なんてことはありません。
ということで
ブラック案件をキリが悪いタイミングで辞めても、問題ありません。
福岡には、エンジニアが118,800人いるんですよ。
1人や2人の雑魚エンジニアのことをいちいち、担当者は覚えていられません。
訴えられることもないです。
会社からしたら、フリーランスエンジニアと契約するときの金額である、
50万だの60万だのは、たいした金額じゃありません。
訴訟って、訴える側が、被害額を証明しないといけないので、
資料作成が大変なんです。弁護士費用とかの人件費もかかります。
いちいち訴えても割に合わないんですよ。
それに、一個人としょうもない理由で
裁判起こしている会社だという情報が流れたら、
取引先からの評判も悪くなりますしね。
あと、仮に訴えられたとしてもたいてい勝てます。
日本には、「下請法」という、
労働法の下請け版みたいな法律があって、
発注側の都合がいいような契約は無効になります。
仮に、仮に、仮にですよ、
福岡中に悪い噂が知れ渡ったとしても、東京に行けばいいだけです。
東京で仕事が取れないことは、まずありません。
というように、社員時代は、客先が嫌になったら、
自社に怒鳴られたり、殴られたりしていたかもしれませんけど、
フリーランスになれば、そういうこともなくなります。
気が弱い人は、絶対にフリーランスになった方がいいです。
人付き合いが苦手な人
会社員時代、自分の会社のイベント面倒じゃなかったですか。
創立記念集会
忘年会
決算報告会
自社のエンジニアと仲良くなるための、月一回の集まり。
そういうのがとてつもなく嫌で地獄だと言う人。
会社員時代にあった、こういう会社の面倒なイベントが一切なくなります。
ただ、客先の飲み会、歓迎会とか、送別会とか、忘年会とか
そういうのはありますよ。
SES会社によっては
「客先の飲み会は二次会まで行け!」
みたいに、エンジニアに強制するSESもあるみたいです。
フリーランスになれば、そういうのも自己判断でできます。
気に入られたい客先なら、飲み会に参加して仲良くなってもいいし、
そうでもないなら、自分の時間を優先してもいいし、
それも自由です。もちろん二次会まで行くのもアリです。
自分の判断です。
僕は、忘年会とか、プロジェクトキックオフとか
そういった、ひとつの区切りで行われる大人数での飲み会は参加しても
いいんじゃないかと思います。
昔のフリーランスは、自分で営業できる人でないと、
仕事を取ってくることはできませんでしたけど、
今は、フリーランスエージェントが仕事を取ってきてくれるので、
仕事を探す時は、エージェントとの事務的なやりとりと、
客先の面談をこなせばOKです。
もちろん、マージンを抜かれたくないなら、
自分で営業してもいいですけど、
人付き合いが嫌いな人にとっては、ストレスがかかる割に
メリットがない、つまり、割に合わないと思います。
素直に、エージェントを使いましょう。
自分で勉強できる人
正直自分で勉強できる人は、会社員である意味がありません。
いえ、メガベンチャーとか、
スタートアップの設立メンバーとかだったら、
フリーランスでいるより、年収が上がるかもしれません。
ですが、中小SESにいても、年収が上がることはありません。
いかにエンジニアが優秀でも、
その高いスキルに見合うだけの高い単価の仕事を取れるSESに所属していないと、
年収が上がるのは難しいです。
フリーランスになれば、フリーランスエージェントが持っている
案件の数だけチャンスが生まれます。
そして、選べるフリーランスエージェントは1社だけではありません。
スキルが高くなればなるほど、高い単価の案件に入れるようになります。
中小SESの社員ではこれは無理です。
そして、これは福岡に限らないですが、
地方の大半のIT企業は中小SESです。
なので、スキルアップを怠らない努力家の人は、
下手な会社の社員になるくらいならフリーランスの方が
時間もお金も精神的安定も手に入るというわけです。
より多くの金を稼ぐ為に、勉強できる人は、
絶対フリーランスになった方が幸せです。